夜行バスと昼行バス、どっちがいい?
高速バスには夜行バスと昼行バスの2種類があります。おおよそ200キロまでの短距離は昼行のみで、200キロ~600キロは夜行と昼行が混在し、600キロ以上はほとんどが夜行バスです。
夜行バスと昼行バスのどちらがいい、とはいちがいに言えません。好みによるところが大きいですが、メリットとデメリット、値段を比較して考えましょう。
夜行バスと昼行バスのねだん比較
たとえば、東京・大阪間のJRバスで比較すると、夜行の「ドリーム号」の最低運賃は6,000円、昼行の「昼特急号」は5,000円です。
いっぽう、東京・青森間の弘南バスでは、昼行便「スカイ号」も夜行便の「パンダ号」も最低運賃は4,500円となっていて、昼間便も夜行便も同じです。距離や路線によって、昼と夜のどちらが安いかは異なります。
一般的には、夜行と昼行の両方がある場合、昼行バスのほうが運賃が安いことが多いです。
夜行バスと昼行バスのメリットとデメリット
○夜行バスのメリット
・寝ている間に着くので、時間が有効に使える。
・宿代が浮く。
・寝ていればいいのでラク。
○昼行バスのメリット
・無理に寝ないでもいい。
・景色が楽しめる。
・夜行より疲れない。
利用者からの口コミは二つに分かれます。
「夜行バスは眠れないから、昼行バスのほうが楽。おまけに値段も安いから二重でトク」。
「夜行バスでも多少は眠れるから問題ない。宿代も時間も浮くから夜行バスが二重でトク」
要するに、「眠れる人は夜行バスがトク、眠れない人は昼行バスがトク」ということになります。
30歳以上は昼行バスがおすすめ
一般的にいって、若い人ならば体力もありますし、よく眠れるので夜行バスがお勧めです。しかし、ある程度の年齢の方には、夜行バスでぐっすり眠るのは難しいので、昼行バスにしたほうが後悔が少ないです。
とくに、4列シートの夜行バスは、30歳以上の人には過酷なので、乗った後で「もう二度と乗らない」と後悔する声をよく聞きます。そうならないよう、夜行バスに乗るときは、くれぐれも自分の体力と相談してください。