JR高速バスの研究
■JR高速バス(JRグループ)
高速バス最大手がJRバス。地方ごとに分割されていて、北海道から九州まで8社があり、それぞれ高速バス(夜行バス、昼行バス)を運行しています。
JRバスは、各地のJR駅前にターミナルがあるので利便性は抜群。JRならではの安心感もあります。バス車両も原則としてすべて自社のもので、車両による当たりはずれもあまりありません。全体的にJRバスの質への評価は高いといえます。
ただし、値段が高い!との意見も多いです。使うときは「早売」などの割引運賃を活用しましょう。
JRバスの口コミ・評判・感想まとめ
- バスの乗り心地がよい。
- バスターミナルがわかりやすいので、乗りやすい。
- 同じ料金でも座席によって快適度が違うので、座席指定すべし。
- トイレ付きが多い。
- サービスエリアでの休憩時間は15分でやや長め。
- 激安料金のバスはない。
- 盆正月といった時期でもあまり高くない。
- みどりの窓口やネットやコンビニなど、買うところがいっぱいある。
- やっぱり安心のJR。
JRバス「ドリーム号」
「ドリーム号」はJRの高速夜行バスの各路線で使われているブランド名で、路線によってネーミングや車両が違います。
代表的なのは東京~京阪神間で、車両により「ドリームルリエ号」「グランドリーム号」「青春エコドリーム号」が走っています。東京~名古屋間では「ドリームなごや」号、東京~岡山・広島間の「ドリーム岡山・広島」号などもあります。
仙台~金沢間の「百万石ドリーム正宗号」といった変わった名称もあります。「青春」以外は3列シート車が基本で、利便性と価格のバランスの取れたベーシックな路線バスといえます。
JRバス「青春エコドリーム号」
「青春エコドリーム」は、東京~京阪神間を走る4列シートの高速バスです。JRブランドでありながら格安を実現したバスです。
ちなみに、「エコ」とは、財布に優しい乗車料金(エコノミー)とシート生地にペットボトルの再利用材を使用(エコロジー)している点からだそうです。
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JRバス「東海道昼特急号」
東京~京阪神を昼間に走る高速バスです。値段は夜行に比べるとやや低価格。伝統的な3列シートなので疲れにくく、評価は悪くありません。ただし、東京~大阪で9時間以上かかります。昼間の東阪間バスはJR以外ではほとんどありませんので、貴重な存在です。
中央道経由の「中央道昼特急号」もありますが、中央道は週末は渋滞しやすいので注意が必要です。4列シートの「青春昼特急号」もあります。
JRバス「プレシャスクラス」
JR高速バスの最高級シートが、東京~大阪などに投入されているドリームルリエ号の「プレシャスクラス」(プレシャスシート)です。1車両につき4席のみで、半個室の2列シート、シート幅61㎝、リクライニング確度156度は、いずれも日本最高水準の快適さです。フットレストやレッグレストもしっかりしており、眠りやすいと評判。
Wi-Fi、AC100V 電源コンセントは当然装備。そのほか、タブレットでdマガジン読み放題というエンタメも付いています。
飛行機のビジネスクラスに匹敵する装備で、「降りたくなくなるほどの快適さ」という口コミが続々寄せられています。シートクッションの堅さもちょうど良く、「寝返りを打てる」というキャッチコピーはその通りです。値段は1万円を超えますが、快適さや専有面積を考えれば納得できそうです。
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JRバス「アドバンスクラス」
ドリームルリエ号の、後ろ半分に設置されているのが「アドバンスクラス」(アドバンスシート)です。3列シートでパーテーション付き。シート幅46.5㎝、リクライニング確度148度+チルト機構です。
パーテーションがあるおかげで、「3列なのに個室感」が味わえるのが大きなポイントでしょうか。
「プレシャスクラス」同様、Wi-Fi、AC100V 電源コンセントを装備。タブレットでdマガジン読み放題です。
JRバス「グランシート」
2014年にデビューした「グランドリーム号」のシートです。3列×10列の標準的な座席配置で、大きめの「新型クレイドルシート」を搭載しています。
これは、就寝を目的とした座席で、リクライニングレバーを引くと、座面が下がり背もたれが倒れるという仕組み。同時にヘッドレスト部分が少し起き上がります。
寝心地は好評価。座面は浅いものの、リクライニングをしっかり倒すと快適です。ただし、「昼間利用の場合はあまりおすすめしない」との声も。マイカーテンで区切られており、AC100Vコンセント、空気清浄器も設置しており、最新装備の車両と言えます。
JR高速バスのまとめ
抜群の知名度を誇るJRバスですが、最近の競争激化に対応して、次々と手を打ってきている印象です。激安バスには「エコドリーム」で対応し、豪華バスには「プレシャスシート」で対抗。価格もリーズナブルです。
そのほか、目に見えにくいですが、乗務員交換もしっかりしています。東海道路線では、乗務員は途中の新城で交代。乗務員は車内で休憩するよりリフレッシュできるでしょう。全体に、安全性という側面では他社の追随を許しません。
ただ、バーゲン型の激安運賃などはなく、「ある一定以下には下げません!」という強い意志も感じられます。それをどう判断するかでしょう。
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