キラキラ号の研究｜高速バス研究所

キラキラ号の研究

■キラキラ号（株式会社さくら観光）
東京を拠点に各地へ高速バス・夜行バスを運行しているのがキラキラ号。かつては株式会社ホットドッグという会社が運行していたツアーバスですが、現在はさくら観光のブランドの一つになっています。東京～関西、北陸、東北方面へ路線を展開しています。

キラキラ号の特徴は、全車両が縦10列以下、シート間隔が約100センチという車体を使用していること。「統一された車両、統一されたサービス」がキラキラ号のキャッチフレーズです。

画像：キラキラ号ウェブサイトより

どこから見てもわかる真っ赤なデザイン、イヌとネコのキャラクター。キラキラ号は、座席クラスによる違いはなく、横4列×縦10列のシートが基本です。トイレのある車両は最後尾がトイレになっていて、９列になります。

シートピッチ100センチ、リクライニング140度は、他社の上級グレード並みで、足元がゆったりしているという評価が定着しています。横4列ですが、足元が広いと夜でもゆったり眠れます。値段は他社のスタンダートタイプより、やや高め。4列×10列としては手頃です。

激戦の高速バス業界の中で、足元の広い単一クラスとわかりやすいサービスで評判です。足元が広いのと引き替えに、路線によってはトイレがありませんが、トイレよりも広さを求める客にはいいでしょう。豪華ではありませんが、中の上くらいの高速バスを求める人に適しています。

また、車体が派手なのは、サービスエリアで見つけやすいとの評価が。迷いやすい人にはいいかもしれません。特徴のはっきりした高速バスといえます。