VIPライナー高速バスの研究

■VIPライナー（株式会社平成エンタープライズ）
埼玉県に本社がある旅行会社が運行するバスが「VIPライナー」です。ウィラーを追いかけてツアーバスとして急成長しています。

東京・さいたま・横浜～京都・大阪・神戸間や、東京～名古屋間などで、高速バス・夜行バスを運行しています。

バスターミナルの近くに「VIPラウンジ」と呼ばれる待合室を他社に先駆けて設置しました。いまでは、東京八重洲、京都、大阪梅田、大阪なんば、名古屋に「VIPラウンジ」があります。ただし、ビルの１室を借りているだけなので、バスターミナルのようなものとは異なります。

入浴券やマンガ喫茶、ディズニーリゾートとのチケットを組み合わせたプランを増やすなど、使いやすく便利なサービスが特徴の高速バス会社です。

ＶＩＰライナーの口コミ・評判・感想まとめ

• ラウンジがあって待つときも快適。
• ラウンジで荷物を預かってくれるのは◎
• 一斉リクライニングをしてくれるので、気兼ねなく席を倒せる。
• 女性客優遇。
• 低反発シートは寝やすい。（寝にくい、の意見もあり）
• さいたま発が多くて、埼玉県人には便利。

ＶＩＰライナー「グランシアファースト」

ＶＩＰライナーの最上級クラスが「グランシアファースト」。横3列独立シートの専用バスで、縦はなんと7列しかありません。シート間隔は約100センチ、スライド式全電動リクライニング角度は145度と深く傾きます。

1車両で全20席。他社の独立3列シートとは較べものにならないくらいゆったりした空間で、同社の「グランシア」よりもゆったりしています。全体的に完成度の高い車両と評判です。

「飛行機のビジネスクラスと同じ仕様のバックジェルシート」を採用しているというのが大きなセールスポイント。とはいえ、飛行機のビジネスクラスと同じシートではありません。「飛行機の最近のビジネスクラスは、もっとゆったりしているしフルリクライニング」というクールな意見もありました。

個人モニターがついていて、エンターテインメント番組などを楽しめます。また、当然のことながらWi-Fiも装備。

コンセントはありませんが、USB充電は可能。ただし、トイレはついていません。全体的には快適なので、「たっぷり寝たい」という人には向いている車両です。

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VIPライナー「グランシア」

「Grancia(グランシア)」は、VIPライナーの横4列シートのバスです。「バックシェル型」という電動シートを全席で採用。リクライニング時は、後ろに倒れず前にスライドするものです。後ろの乗客に気兼ねせずリクライニングできますし、前の人がリクライニングしても圧迫されません。

縦８列と縦に余裕あるシート配置で、シート間隔は118cmと広めです。さらに、最前列の席(1A1B)はシートピッチが135cmとなり、オットマンも設置されています。

各席にテレビモニターを設置。モニターではテレビが見られるほか、ゲームもできます。席間にはプライベートカーテンを用意し、大判ブランケットや腰ピロー、使い切り歯ブラシなどのアメニティも用意されています。充電設備はUSBコネクタです。

後ろに椅子を倒しやすい、というのは気兼ねがなくていいでしょう。値段もそれほど高くありませんし、コストパフォーマンスに優れたシートです。

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VIPライナー「ロイヤルブルー」

「ロイヤルブルー」は横3列の上級クラスです。さいたま・東京～京都・大阪・神戸で運行しています。横３列独立シートで、縦は10列。合計28席です。シート間隔は94センチ、リクライニング角度は130度と、標準的な3列シートのスペックといえます。

シートと枕は低反発を使用。好みは別れるところで、身体が適度に沈み込んで眠りやすいですが、もう少し固いほうがいい、という人も。Wi-Fi対応ですが、消灯時間までですので、あんまり長くは使えません。コンセント、USBコネクタを装備しています。

こちらもトイレはありません。

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VIPライナー「プルメリアグランデ」

VIPライナーの女性専用車両の最高級ブランドです。横3列、縦9列の独立シートで、個室的な雰囲気のプライベートカーテンを備えています。シート間隔は95センチ、トイレも付いていますし、清潔に保たれています。

ルームウェアや歯ブラシ、ウェットティッシュが備えられています。このあたりは、女性専用車ならではの工夫ですね。USBコネクタと充電ツールも装備されていますので、スマホ充電の心配もありません。

プルメリア同様、女性専用ならではの快適性を求めるならおすすめのタイプです。

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VIPライナー「プルメリア」

「プルメリア」も完全女性専用車で、車内の仕様もアメニティも女性向き。横3列独立シートで、縦は10列と標準ですが、シートピッチ93センチ、リクライニング140度は、女性の体型なら十分ゆったりしている広さでしょう。

プライベートカーテンもついていますので、隣も気になりません。「ロイヤルブルー」と違ってトイレ付きなのもポイントが高いです。

ルームウェアや歯ブラシ、ウェットティッシュが備えられ、化粧品や生理用品の販売まであります。このあたりは、女性専用車ならではの工夫です。

値段も手頃。他社の3列シートにはもう少し安いものもありますが、女性専用ならではの快適性と価格のバランスを求める人には強くおすすめのタイプです。

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VIPライナー「チェリッシュ」

横４列の完全女性専用車が「チェリッシュ」です。縦は10列で、シートピッチ93センチ、リクライニング140度は、「プルメリア」と変わりません。

4列シートならではの手頃な価格が魅力。独立シートにこだわらないなら「チェリッシュ」はお得な選択でしょう。横4列でも、どうせ隣は女子ですから、それほどキツキツにはならないでしょう（たぶん）。

腰ピロー、低反発ミニ枕、ブランケット、ウェットティッシュのアメニティがあります。USBコネクタもあり、充電可能です。ただし、トイレはありません。低予算で女性専用車をご希望の方にはお勧めです。

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VIPライナー「アクアスター」

横4列の、トイレ付スタンダートタイプです。プライベートカーテンが付いています。シートは縦11列で、標準的な高速バスと考えればいいでしょう。値段を他社と比較して購入すればいいクラスといえます。

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VIPライナー「スタンダード」

横4列のスタンダードな高速バスです。トイレとカーテンが着いていないのがアクアスターとの違いで、いわゆる「普通の観光バス」と考えればいいでしょう。

VIPライナーのまとめ

とにかく女性客を取り込もう！という精神が良く伝わるのがVIPライナーです。実際、「プルメリア」と「チェリッシュ」の女性客からの評判はとても良く、手頃な価格で東京～大阪を移動するには適した移動手段といえます。

いっぽう、普通の「VIPライナー３列」では、男女が横になることもありますし、女性優先の雰囲気は見られません。男向けのバスといえるかもしれません。

VIPライナーの特色の一つは低反発シートで、これは好みが分かれます。VIPの３列シートは他社と値段的な優位性はそれほどありませんので、シートが気に入ればこのバスを選べばよいでしょう。

また、多くの高速バスが東京発着のなか、埼玉県の会社だけあってさいたま市発着があるのは一つのポイントです。

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